日本経済の発達段階の革命

昭和40年代の日本経済はどのように発展していったか?
要点をまとめて考える。

①販路ははじめ主として国内における輸入品代替を目ざしたが、それだけでも大販路であったうえに、競争力が充実するにつれて輸出販路が大きく開かれてきた。

②ところで戦前の国内設備は戦禍でほとんど壊滅していたので、その復興だけでも相当の設備投資を必要としたが、そのうえに戦中戦後の技術革新の導入=生産性の急上昇で、 コスト低下、企業収益の増大による設備拡大の余地は多大であった。さらに

③有利な工場立地もなお豊富であり、

④優秀低廉な職工供給余力も多大であった。こうしてわが重化学工業の国際競争力は飛躍的に上昇して、国内市場のみでなく、広く世界市場相手に有利に発展しうるにいたり、

ここに民間工業設備の旺盛な拡大を中核とするわが経済の高度成長期が現出したのである。しかるに、昭和44年ごろになると、これまで高度成長を可能にしてきた前記の諸条件は、その多くが一応の限界線に達した。たとえば、

②の新技術の導入またはスケール・メリットによる利点等は一巡、すでに吸収してしまったうえに、設備は不足どころか逆に過剰状態を呈するにいたった。

③の有利な立地地域はすでに限界に近く利用しつくしたうえに、公害問題の顕現化で有利な立地の新確保はいよいよ至難になった。

④の職工等労働力の供給余力は涸渇しはじめた。そのうえに、これまでは競争力さえ強ければ、輸出は無限に伸びうるかのような希望をもちえたものが、いまやこれも前記のように、大きな外圧を招いて、秩序ある輸出に転じざるをえないことが、明らかになった(この点は 早く、鉄鋼の対米輸出の自主規制によって自覚されはじめるにいたっていた)。

しかも、国内販路の拡大も、民間設備急増段階の一巡したことと相まって、その新規増大余地は著しく限られるにいたった。すなわち、前記の① のごとき内外販路の洋々たる拡大余地のあった青少年期段階と異なり、その新しい発展余地は著しく狭められるにいたった。こうして、民間新設備の盛行← これを主導とする経済の好況持続段階は、 一応の限界線に接触するにいたったのである。



昭和45年以降の長期不況は、単なる景気循環現象ではなく、こうした構造的性格のものであったのであるところで、わが経済の以上の発達=青少年期の発達から壮年期への発達は、その結果として、つぎのような国民経済の内容そのものの一変をもたらした。

①資本の不足国から資本の豊富国への一変(資本の貧乏国から金持国への転入)。②国際収支の赤字常態国から国際収支の大幅黒字常態国への一変(外貨準備貧弱国から外貨準備過剰国への転身)。③生産設備貧弱・不足国から、生産設備の豊富充実または過剰国への一転。④世界の経済小国から世界の経済大国への一変。しかるに、この間において、国民経済および国民生活の面においては、国際収支の赤字が常態化してしまっている。

原因はやはり、設備不足国・資本不足国段階における、資源配分の仕方が依然尾を引いていたことにある。たとえば、社会投資、住宅、福祉施設、環境施設、公害防止等々の施設については、資本不足=貧乏段階において当然視せられていたところの、生産設備優先時代のままに永く「節約」されてきたのである。ために、わが経済国力と、これらの社会投資や福祉施設等との間に大きな不均衡が生じ、ここに多大の矛盾と弊害とを露呈するにいたったのである。

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増税時代日本・・日本の年間収支が極めて悪化しているのは普通の人でもご存知のところであろう。その中で、構造的な赤字体質を立て直すために、中長期的な経済成長と短期的な増税を両立させなければならないという極めて難しい状態に直面している。賢明な答えとしては、「魅力的な中長期プランを打ち出し短期的な景気刺激策とする」というのが理想ではあるのだが、アベノミクスに見られるようにそういったハンドリングはやはりもって1年~2年が限界である。つまり、やり続けなければならない。

そんな中で、目先増税の矛先が向くのはやはり富裕層。特に、目先の景気腰折れにつながらないような部分の増税である。具体的には相続税などであろう。相続税は2015年に事実上の増税を迎え、これからも増税基調が崩れることはないであろう。詳細は相続 弁護士のサイトを確認してほしいのでここでは省くが、貯蓄に回ってしまう可能性が高い資金移動はこれから増税のあおりを受けることになるだろう。固定資産税や、もしかしたら、現金での保有に対してダイレクトに税金がかかってくる時代も来るかもしれない。

新しい世代の台頭・・堀江、藤田、三木谷など、かつての企業家はエグジットに上場や売却といった考えを持った。しかし、堀江氏の逮捕以降、サブプライム時代などを経てそういう考えを持つ若者は少なくなった印象がある。会社設立費用は非常に安く済み(参考サイト)、なんだったら助成金すら出るような始末だ、なのに関わらず、企業をしようといった若者はあまり多くない。世の中の意識がホリエモン時代の起業して大金持ちになるという夢から、身の丈の生活を選ぶものに変異していったのかもしれない。

経済不況のメカニズム


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